爵位の正しい順番がわからない【一覧で解説】

爵位の正しい順番がわからない おすすめ漫画

めっっっちゃくちゃ令嬢漫画を読んでいる私でも、ぼんやりとしか理解ができていないことがある。

それは、爵位の順番だ!

漫画を読んでいると「子爵と男爵ってどっちが上だっけ?」とか思うことが多々あるので、今回は爵位の正しい順番や、少女漫画で爵位を授かっている家の令嬢について説明します。

もちむぎ
もちむぎ

貴族にとって爵位の順番は大切なんだけど、ぶっちゃけわからないですわ…

きっと私と同じ思いの人もいるでしょう…!

ぜひお読みください。

そもそも爵位(しゃくい)とは?

西洋や東洋の貴族に与えられる称号が「爵位(しゃくい)」といい、皇帝や国王など国で一番偉い人から授かります。

西洋の爵位は五爵(ごしゃく)または五等爵(ごとうしゃく)と呼ばれており、「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵」の5つに分かれます。

ちなみに、日本でも明治時代には華族という制度が存在し、華族にも爵位が存在していました。

西洋と日本の爵位が違う点は、爵位を持てる数です。

日本の爵位は家柄にのっとっているため1つの爵位しか持てないのですが、ヨーロッパなどの西洋では所領に爵位がついていることがあったため、複数の爵位を持つことが可能でした。

もちむぎ
もちむぎ

爵位の持てる数や得られるルールはそれぞれの国によって違うのね〜!

爵位の順番と読み方

西洋の爵位はざっくりと分けて5つに分類されます。

順番 爵位 読み方
1 公爵 こうしゃく
2 侯爵 こうしゃく
3 伯爵 はくしゃく
4 子爵 ししゃく
5 男爵 だんしゃく

五等爵第一位:公爵(こうしゃく)

国王の親戚に公爵という称号が与えられます。例えば、国王の弟など。

親戚の数が多ければ公爵が増えていくのか?と思われるかもしれないですが、国王は公爵という称号を与えられる者にしか与えないので、どんどん増えていくわけではないです。

公爵を与えられなかった親戚の方々は聖職者になっていったみたい。

「はめふら」のカタリナは公爵令嬢ですね。

五等爵第二位:侯爵(こうしゃく)

地域によっては公爵とあまり変わらない扱いをしているところもありますが、基本的には首都から離れた領地を任されます。辺境伯と言う地域もあるようです。

漫画のキャラでいうと、「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」のヒロイン、ジルが侯爵令嬢です。

五等爵第三位:伯爵(はくしゃく)

小さい領地を納めている長(おさ)や国に対する功労者に伯爵の称号を与えていているみたいです。

また、イギリスでは公爵を授けた際に一緒に侯爵と伯爵もセットで授けるしきたりもあったそう。

「転生先が少女漫画の白豚令嬢だった reBoooot!」のヒロイン、ブリトニーが伯爵令嬢です。

五等爵第四位:子爵(ししゃく)

爵位の中でも一番最後にできたのが子爵と言われています。

伯爵よりもさらに小さい領地(村や町のような規模)を納めている長(おさ)に与えられる称号みたいです。

「変態侯爵の理想の奥様」のヒロイン、アンジェリーナ様が子爵令嬢です。

五等爵第五位:男爵(だんしゃく)

男爵と聞くと「男爵いも」や芸人の「髭男爵」を連想できますね。

五等爵第五位ということもあり数が多く、一代限りの貴族に与えられる称号のようです。

他の貴族と違う点は世襲(せしゅう)によって、土地や財産を次世代に引き継ぐことができません。

まぁ、一代限りって言ってますからね。

「離縁しました。再婚しました。仮面侯爵の初恋」のヒロイン、クロエが男爵令嬢です。

「公爵」と「侯爵」は読み方はどちらも「こうしゃく」です。

西洋では単語の読みが違うので間違うことはないと思うのですが、日本の華族制度で手紙などをしたためる際には「おおやけ公爵」「そうろう侯爵」と覚えていたみたいですよ。